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2017年10月

水戸啓明、上々の滑り出し。頂点に向け、好発進。

水戸啓明 7(2-0、5-0)0 伊奈


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キックオフと同時に鉛色の空から雨がぽつりぽつりと降り出し、風雲急を告げるかのように開始されたこの一戦。試合巧者、水戸啓明が開始と同時に伊奈陣内へと怒涛の攻めを見せる。

8分、啓明FW9今川晧一朗(3年)がPA内で倒され、PKを獲得する。キッカーのMF7佐藤響(3年)が落ち着いて決め、啓明が早々に先制点を得た。これで波に乗った啓明は更に伊奈を攻め立て、26分にはMF荒蒔悠斗(3年)から放たれたCKのこぼれ球をDF15吉田侑祐(3年)が詰め2点目となる追加点を奪った。

後半に入ると啓明の更なるゴール劇の幕が開く。7分にはMF7佐藤の折り返しをFW11永井宏典(3年)が中央から決め3点目。25分にはMF佐藤が自ら左足から豪快ボレーを決める。終了間際の32分、34分、36分と啓明攻撃陣のゴールラッシュ。終わってみればFW11永井はハットトリック、MF7佐藤も2ゴール1アシストの荒稼ぎとなった。

そのまま試合は7-0と大差を付けて水戸啓明が大勝を収めた。しかしすべてが順調だった訳ではない。点差が開き、雑な攻めの場面が散見されたのも事実。今後の戦い方の課題となるのは間違いない。指揮を執る巻田清一監督も「点は入ったが、どこかフワフワした感じだった」と渋い表情を見せた。

一方の伊奈は一次予選から勝ち上がり、1回戦で強豪波崎柳川に勝利するなど伊奈旋風を見せたがシード校の壁は厚く高かった。

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野球部の躍進も刺激になっている。

――初戦を圧勝で突破されました。
ケガ人も少なくないが、いつもその試合に出るメンバーこそがベストメンバーだと言って試合に送り出している。だが今日はもっと苦しむかなと予想したが起用した2年生が期待に応えてくれた。ある意味うれしい誤算。

ーー今大会の選手権についてどのような大会になると捉えていますか。
どの大会でもそうだが、戦いながら成長していかなければならない。勝ち上がるにつれて相手も強くなる。メンタルの弱さを露呈して負けたインターハイの教訓を生かし、強い気持ちを持って選手権に臨んでいる。このまま順当に行けば、鹿島、その次は学園か啓明か。いずれにして簡単にはいかないだろう。

ーー具体的にどのように戦っていかれますか。
理想としては、相手を跳ね返し、自由を与えない。言わば横綱相撲をしたい。また相手うんぬんではなく自分たちの力を出し切る。任務を全うする。緊張感を持って戦う。そんなところを大切にしていきたい。さっきも言ったが特に今年のチームはメンタルの部分で不安定。爆発力を持った力のあるチームだがそれが常に出せないというムラがある。選手らにも言っているが、どこまで牙を剥けるかどうか。自分との戦いでもあると思う。

ーー話は変わりますが野球部が春のセンバツ甲子園出場を手中にしました。
とてもうれしい。野球部とサッカー部は校内でも象徴的な存在でライバル同士でもある。常に切磋琢磨しながら共に成長したいと野球部の金沢(成奉)監督とも話している。野球部には負けられない。我々も全国への切符を絶対に手にしたい。


明秀、視界は良好。攻撃陣大爆発で万全の初戦突破。

明秀日立 10(3-0、7-0)0 総和工

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総和工のキックオフで幕を開けた一戦。試合は今にも降り出しそうな曇り空同様、すっきりしない展開で始まった。「一年の総決算、選手権は独特の雰囲気」と明秀日立萬場監督が語ったように初戦の堅さが否めない明秀とは裏腹に既に一試合経た総和工が落ちついた序盤の立ち上がりだった。だが明秀は地力の差を早々に見せつける。

11分、明秀FW11二瓶優大(2年)がPA内で倒されPK獲得。FW27新井慧伊大(3年)がGKに触られながらも落ち着いて決め先制した。15分にもFW13作山雅紀(2年)が追加点、31分にもFW18及川央泰(2年)がGKの位置をよく見て決める。前半だけで3得点。明秀は大きなアドバンテージを得て後半へと折り返す。

後半に入ると明秀の一方的な展開となる。4分にはFW13がGKと交錯しながらも、フィジカルの強さを見せつけるように泥臭くこの日2点目となるゴール。その後も圧巻のゴールショーを見せた明秀がなんと大量10点を奪い総和工を下した。

総和工は持ち味の組織で明秀日立に対抗するも個々の差で一歩及ばず。無念の敗退となった。


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高校選手権は2回戦12試合が28日、ツインフィールド(水戸市)など各地で行われた。

県高校総体の四強を除く水戸啓明、水戸商、明秀日立らシード勢11校が2回戦から登場し、1回戦を勝ち抜いた13チームらと対戦。優勝候補とも目される水戸啓明、明秀日立、古河一、水戸商ら強豪校は大差で勝利し順当に3回戦へと駒を進めた。一方で、シード校の東洋大牛久が下館工に2-3で敗れるなどの波乱も散見された。

3回戦は11月1日(水)鹿島学園高校グランドなど各地で開催される。3回戦からは高校総体四強勢が満を持して登場。注目は何と言っても高校総体王者鹿島学園だ。その相手には1,2回戦を勝利して波に乗る波崎との対戦が決まっている。その波崎の監督として指揮を執るのはかつて鹿島学園で主将として活躍し、国立の舞台で選手宣誓を行った伝説のキャプテン、請川順也監督(24歳)なのだ。

当時から現在も鹿島学園を指揮する鈴木雅人監督もその師弟対決を楽しみにしているという。目が離せない一戦になるだろう。乞う、ご期待。

2回戦の結果
佐和2-0日立工 水戸桜ノ牧1-0古河三 水戸商7-0守谷 明秀日立10-0総和工 日立一0-0PK5-3下妻一 常総学院2-1麻生
波崎1-1PK11-10常磐大高 古河一3-0牛久栄進 境4-0土浦湖北 水戸啓明7-0伊奈 東洋牛久2-3下館工 下妻二2-0科技日立


3回戦の組合せ
11/1(水)①11:00②13:30
鹿島学園G ①鹿島学園-波崎 セキショウ ①古河一-常総学院 ツイン人工 ①水戸桜ノ牧-水戸商 ②佐和-明秀日立 ツイン天然 ①水戸工-日立一 ②水戸葵陵-境 鹿島北海浜 ①鹿島-下妻二 ②水戸啓明-下館工


総和南、中央の新鋭大宮を辛くも下し準決勝へ。

総和南 1(1-0、0-0)0 大宮


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夏の総体で王者、鹿島を最後まで苦しめ準優勝と大躍進を果たした大宮。近年の大宮中の躍進は目覚ましいものが禁じ得ないが、新チームになってもその勢いはとどまることを知らないようだ。そんな大宮が県西王者の総和南と準決勝の切符を賭けて対戦した。

試合はいきなり動く。2分、左サイドから攻め上がった総和南が中央へと攻め込みそのこぼれ球に猛然と走りこんだDF7根岸一歩(2年)が豪快ミドルシュートを放つ。そのシュートが大宮ゴールに吸い込まれていった。総和南、いきなりの先制弾。だがその後試合はこう着。大宮が自慢の攻撃力で総和南へと攻め込むが総和南も我慢のサッカーで耐える時間が続く。

大宮にポゼッションを許しながらも縦への攻撃を許さない総和南の守備は、大宮にあえてボールを「持たせている」かのようだった。双方、守備が堅くフィニッシュまで至らないもどかしい時間が続く。互いにアクセントをつけるべく総和南はドリブルにキレのあるDF14金子綸(1年)を投入。

大宮も徐々に足が止まり推進力が保てない苦しい状況へと陥る。大宮ベンチはたまらず、最終ラインを司っていたDF10加藤元気(2年)を前線へと投入するスクランブル体制へと持ち込む。前がかりになる大宮、押し込まれながら耐える総和南の構図となるが、総和南が耐え凌ぎ切り1点を守り切った。


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