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2017年11月

DEAD OR ALIVE、生きるか死ぬかの生存競争を勝ち抜いたのは、王者鹿島学園。

鹿島学園 1(1-0、0-0)0 水戸商

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長い戦いが続く選手権もいよいよ大詰めが近づいてきた。そんな大詰めにふさわしい大一番が準々決勝の舞台で行われた。王者鹿島学園と覇権奪回を目指す水戸商の注目の一戦。その熱い戦いは鹿島学園が虎の子の1点を守り抜き勝利を手にした。

ディフェンディングチャンピオン鹿島学園は3回戦で波崎に圧勝し準々決勝に進出。一方の水戸商は、水戸のライバル水戸桜ノ牧とのダービーを制しこの一戦を迎えた。だが双方とも満身創痍。鹿島学園は頼みの主将MF8梶野航平をケガで欠き、エースMF10橋口凛樹は長くケガで試合出場が叶わず3回戦でようやく復帰したばかり。足首のケガで途中出場が続いた水戸商主将DF4會澤海斗もなんとか先発に間に合った。

そんな複雑な事情を抱える双方だったが、試合はまず鹿島学園が先手を取る。FW24笹岡悠月(3年)をFWに据え、サイドに張るMF橋口らが厚みのある攻撃を司る。18分にはFKから橋口が水戸商ゴールを揺らす。残念ながらオフサイドとなったが鹿島学園は俄然盛り上がり、勢いに乗った。すると直後の21分、MF深貝陸(3年)の蹴ったCKに水戸商ゴール前に張った橋口の前に質の良いボールが舞い込み、ジャンプ一番ドンピシャで合わせたヘディングシュートが水戸商ゴールに吸い込まれた。

その後も畳み掛ける鹿島学園だったが追加点は奪えず後半へと折り返す。ハーフタイムで気合を注入した水戸商が後半、逆に鹿島学園を押し込んだ。その勢いに圧倒された鹿島学園は防戦一方となり徳俵にまで追い込まれるがなんとか凌ぎ切り試合終了。

鹿島学園がサバイバルゲームを辛くも勝利し、準決勝の行われるカシマスタジアムへと歩を進めた。敗戦を喫した水戸商も後半の反抗は見事だった。まさにあと一歩及ばず。またこの対戦を見てみたいと思わずにはいられない熱き戦いであった。

水戸葵陵、我慢比べに耐えベスト8進出。

水戸葵陵 0(0-0、0-0、EX0-0、0-0、PK8-7)0 境


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今年度、兄弟校水戸啓明を凌駕すること2大会連続。躍進ぶりが顕著な水戸葵陵が県西のダークホースを迎えた一戦は、死闘の末水戸葵陵が辛くも勝利した。

試合は葵陵が押す展開。境も整備された守備陣の踏ん張りが利いて葵陵に付け入る隙を与えない。だが葵陵はセットプレーで決定機。ここでも境GK、DFの堅い守りに阻まれ得点に至らない。葵陵は押しつつも、次第に攻めに雑さが見られるようになり、ちぐはぐさを露呈してしまう。

だが境も堅い守りにウェイトを置いた反動からか、厚みのある攻撃を仕掛けることが出来ず、葵陵ゴールを割れないという双方我慢比べの様相を呈していく。延長に入っても足が止まらない境、推進力を保てない葵陵という構図となる。延長後半5分には境が豪快ミドルを放つも葵陵GKにあと一歩のところでセーブされる。

延長でも決着がつかず、PK戦へと持ち込まれた。互いにひとりづつ外し迎えた9人目。境がバー直撃で外し、そのあとの葵陵は落ち着いて決め、ようやく死闘にピリオドが打たれた。


Aシード水戸工、苦しみを力に変えて。

水戸工 0(0-0、0-0、EX1-1、1-0)0 日立一

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今大会、注目の快速ドリブラー水戸工FW10鈴木洋斗(3年)。その双子の弟は、この夏まで日立一の10番を背負った鈴木海斗(3年)。洋斗はアントラーズノルテ、海斗は駒王中と中学から違う道を歩んだが幼い頃から共にサッカーに親しんだ兄弟として、高校最後の選手権で対戦を望んでいたが海斗は総体を最後に引退。残念ながら10番兄弟対決は実現しなかった。そんな因縁を含みながらこの一戦は始まった。

総体四強のAシード水戸工が満を持して臨んだ初戦、2回戦をPK戦に末、勝ち上がった古豪日立一との対戦は、序盤から地力を差を見せつけ水戸工が押し気味に試合を進める。明らかにチーム力で上回る水戸工だったがまさに初戦の堅さが否めない緊張ぶりが見て取れた。度重なる好機に明らかに力が入り過ぎ、日立一ゴールの枠を捉えられない場面が続く。

焦りからか遠目から強引にシュートを放つも効果的な一手とはならず、頼みのエースFW10鈴木洋斗(3年)のドリブル突破も日立一の組織的守備に阻まれ形になりえない展開が続く。攻める水戸工、耐える日立一の構図のまま前後半を終え、延長戦に突入する。

延長前半7分、バイタル45度の好位置から放たれたFKがそのまま日立一ゴールに吸い込まれ、水戸工はようやく先制点を奪う。延長後半もロスタイム、このまま試合を終えると思われた瞬間ドラマが生まれる。日立一CKからの水戸工ゴール前の混戦を押し込み日立一、奇蹟の同点劇。

逆に押せ押せムードとなる日立一を延長後半6分、今度は水戸工がCKから決め返し勝ち越し。そのまま難しい試合を水戸工がモノにし、準々決勝への切符を手にした。

試合後、水戸工 保科信幸監督は「厳しい戦いになることは分かっていた。だがこの(苦しい)勝利は何ものにも変え難い貴重な勝利。下手に3-0、4-0で勝つより、絶対にわれらの肥やしになる」と熱く語った。



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高校選手権3回戦が1日、鹿島学園グランド他で行われ、ベスト8が出揃った。

水戸ツインフィールド会場では、水戸商と水戸桜ノ牧が激突。意地と意地のぶつかり合いとなる激戦の末、水戸商が桜ノ牧から2点差を付けて勝利。県立校水戸ダービーに決着を付けた。

総体四強のAシード組では、鹿島学園が波崎に6-0、鹿島が下妻二に3-0で大勝した一方、水戸工は伏兵日立一に延長戦の末、2-1で辛勝。水戸葵陵も境に0-0(PK8-7)で薄氷の勝利を手にした。

その他、優勝候補と目される明秀日立、水戸啓明もそれぞれ圧勝で準々決勝へ。古河一も常総学院に苦しみながらも勝利をもぎ取った。

尚、準々決勝へと進出を果たした8チームには、来春の新人戦県大会シード権も付与される。


3回戦の結果と準々決勝の日程は以下の通り

鹿島学園  6(3-0、3-0)0 波崎
水戸桜ノ牧 0(0-1、0-1)2 水戸商
水戸工   2(0-0、0-0延長1-1、1-0)0 日立一
水戸啓明  6(2-0、4-0)0 下館工
境     0(2-0、4-0PK7-8)0 水戸葵陵
佐和    0(0-3、0-6)9 明秀日立
古河一   1(0-0、1-1PK5-4)1 常総学院
下妻二   0(0-1、0-2)3 鹿島


準々決勝  11/5(日)①11:00②13:30

鹿島学園グランド(鹿嶋市) ①鹿島学園-水戸商 ②水戸工-明秀日立 セキショウチャレンジスタジアム(つくば市) ①水戸啓明-水戸葵陵 鹿島北海浜多目的グランド(鹿嶋市) ①古河一-鹿島


水戸商、苦しみながらも桜ノ牧に辛勝。準々決勝へ。

水戸商 2(1-0、1-0)0 水戸桜ノ牧


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水戸商佐藤誠一郎監督と水戸桜ノ牧照沼祐治監督は、共に日立一高OBで恩師と教え子という関係。そんな師弟対決も去ることながら、それ以上に注目を集めた因縁の県立校水戸ダービー。絶対に負けられない戦いとなったこの一戦は水戸商が辛くも勝利を収めた。

水戸商はチームの精神的主柱DF4會澤海斗(3年)を足首のケガで欠くスクランブル。だがその水戸商が立ち上がりから先手を取る。7分、水戸商MF9小野寺遼(3年)がGKをもかわしフリーでシュート。だが桜ノ牧DF5佐々木大河(2年)がギリギリのところでなんとかクリア。この決定機を契機に徐々に水戸商が形を作り始める。

31分、FW11森岳人(3年)がシュートを放つとGKがなんとかセーブするもそのこぼれ球を自ら詰め、水戸商が待望の先制点を奪った。桜ノ牧は細かいミスが多く、せっかくマイボールにするも簡単にボールをロストする場面が目立ち、一方の水戸商は寄せも早く、球際の競り合いにも桜ノ牧を凌駕する場面が増えていく。

後半16分
桜ノ牧は一瞬の油断からDFの裏を取られ、水戸商がカウンターからMF7河野新次(2年)が貴重な追加点。アドバンテージを2点に広げる。その後も畳み掛けたい水戸商だったが、途中投入されたDF4會澤がなんとPK失敗。桜ノ牧を突き放す絶好の好機を逸してしまう。

試合はそのまま水戸商が勝利を収めたものの攻守が噛み合わず連携に若干の不安をのぞかせた。また桜ノ牧はエンジン全開になる前に試合が終わってしまった感が否めず、消化不良感ばかりが残った。水戸商、桜ノ牧双方にやや悔いの残る一戦となってしまった。


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