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カテゴリ: U18

王者鹿島学園、陥落。水戸啓明、我慢のサッカーで決勝進出。

鹿島学園 2(2-1、0-1 EX0-0、0-0)2 PK2-4 水戸啓明

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優勝候補の最右翼、鹿島学園はケガで出場を見合わせていた主将MF8梶野航平(3年)が先発復帰し右SHに入る。それに伴い準々決勝まで右SHに位置していたエースFW10橋口凛樹(3年)がFW24笹岡悠月(3年)との2トップの4-4-2という布陣で試合はスタート。

対する水戸啓明はと言うと準々決勝までと変わらず4-2-3-1不動の布陣。軸となるのはもちろんWボランチの一角、MF10荒蒔悠斗(3年)とトップ下MF7佐藤響(3年)の2枚看板。そこにDF3主将の中野翔(3年)が締め、FW11永井宏典(3年)、FW9今川晧一郎(3年)らが前線を駆け回る。

緊張感で溢れる注目の準々決勝は序盤、いきなり試合は動く。7分、啓明DFのミスを突いて学園FW橋口がフリーで流し込み待望の先制点。だが13分には啓明がすぐさま反撃する。MF7佐藤がキレのあるドリブルで駆け上がり、流れた左サイドから中央にクロス。ファーの位置にフリーで待ち受けたFW永井が落ち着いて合わせ同点とする。

更に目まぐるしく試合は動く。直後の14分には追いつかれた学園がFW橋口の個人技でシュートまで持ち込むとそれが啓明ゴールに突き刺さり勝ち越し。エース橋口、この日2点目のゴール。学園の底力を垣間見た瞬間だった。啓明は、なんとかMF荒蒔を経由して効果的なパスを前線に送りたいという意図が見え隠れしたが、学園の寄せが早く、やむなく中盤を省略してロングボールを蹴らざるを得ない状況となっていた。だがそ
こから試合は膠着状態となりそのまま後半へと決着は持ち越される。

後半5分、学園の一瞬の隙を突き、啓明に幸運が転がり込む。スローインからクリアボールのこぼれ球をMF田中樹(3年)がダイレクトボレー炸裂。豪快なミドルシュートが決まり、啓明が同点に追いつく。息を吹き返した啓明へと流れを奪われまいとして、学園ベンチも動く。水戸商戦でもも裏を故障し、この日先発を回避していたFW9富岡大智(3年)を投入。富岡は持ち味のフィジカルの強さを発揮し啓明DFに襲い掛かる。後半31分には縦パス一本、富岡が啓明DFの裏を取り、豪快に右足を振り抜くが惜しくも啓明ゴールのバーを直撃、得点ならず。

一進一退となった試合は前後半80分では決着が付かず延長戦に突入。しかしここで学園の意図は裏目となる。ケガの癒えない主将MF梶野に代わりに投入したFW15高柳朗(3年)をなんと更に途中交代させMF16池田彪真(2年)を投入。交代カードを一枚無駄にしてしまう。FWからボランチに下げたFW24笹岡も既にその存在感は消えており、富岡投入でサイドに下げた橋口をまたトップに戻すという混乱ぶりでピッチ上にベンチの意図が十分に伝わらなかったフシは否めなかった。

延長の20分はあっという間に過ぎ、PK戦へ。学園2人目、この2得点の橋口が蹴ったボールは啓明GK小沼陸斗(3年)に阻まれ、失敗。続く3人目MF深貝陸(3年)もGK小沼に阻まれた。啓明の4人目MF田山拓郎(2年)のミスキックはあったものの啓明は5人目MF荒蒔が落ちついて決め、合計4-2で熱戦の幕は落とされた。

試合後、水戸啓明巻田清一監督は「今年一番(の出来)の試合。メンタルの弱さばかり目立つチームだったが、今日の一番で強さを取り戻した」と熱く語り、主将のDF中野は「今までは失点したら下を向いてしまっていたが、今日は強い気持ちで戦えた」と試合を振り返った。

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高校選手権準決勝が12日、カシマスタジアム行われ、ファイナルに臨む2チームが決まった。

準決勝第1試合では、優勝候補の本命鹿島学園と水戸啓明が対戦。点の取り合いとなる激しいゲームとなり同点、延長でも決着はつかずPK戦にもつれ込む激闘の末、水戸啓明が決勝進出を決めた。第2試合では明秀日立と鹿島の新人戦決勝の再戦となるカードが実現。前後半にそれぞれ1点ずつを決めた明秀日立が勝利。3年連続のファイナリストとなった。

決勝は11月19日(日)午後1時よりカシマスタジアムでキックオフ。熱い対戦になることは間違いない。どちらが全国の舞台への切符を手にするのか、たくさんの方にその行方を見届けてもらいたい。

尚、当日は大洗町であんこう祭りが開催され国道51号は激しい渋滞が予想される。水戸方面からカシマスタジアムへ観戦に訪れる予定の方は注意が必要だ。


決勝  11/19(日)13:00
カシマサッカースタジアム(鹿嶋市)
水戸啓明高等学校(4年ぶり11回目の決勝)
明秀学園日立高等学校(3年連続3回目の決勝)

派手さはないが底堅い守備が武器。明秀日立を倒し、決勝の舞台でライバル鹿島学園へのリベンジ成るか?


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準決勝の四強に唯一勝ち残った県立高の鹿島。古豪である名門鹿島のこの1年は破竹の快進撃と言っていい。IFAリーグへ今季1部昇格、1部の強豪に揉まれながら奮闘し、県大会でまず新人戦で優勝、関東予選では水戸葵陵に不覚を取ったが続く県総体では準優勝と安定した成績を残している。そんな鹿島の特徴はやはり主将のDF5森島陸(3年)を中心とした底堅い守備。爆発的な攻撃力に欠ける分、少ないチャンスを確実にモノにし、定評ある守備で守り切る。そんな闘志をむき出しにしたサッカーを身上にしているのが鹿島の代々の伝統だ。また鹿島のもうひとつの特徴は、永遠のライバル鹿島学園との対戦となると無類の馬力を発揮する点だ。特に今年は県総体決勝で鹿島学園に惜敗しているだけに決勝の舞台でそのリベンジに燃えている。明秀日立を退けて決勝進出なるか、期待は高まる。


今年度の結果

新人戦(優勝)
1回戦:2-0下妻二
2回戦:5-1土浦一
準々決勝:4-0牛久栄進
準決勝:1-1PK4-3鹿島学園
決勝:1-1明秀日立(両校優勝)
 
関東予選(準々決勝敗退)
1回戦:2-0藤代紫水
2回戦:3-0麻生
準々決勝:0-1水戸葵陵
 
高校総体(準優勝)
2回戦:3-1藤代紫水
3回戦:2-0日立商
準々決勝:2-1明秀日立
準決勝:2-0水戸葵陵
決勝:0-2鹿島学園
 
IFAリーグ1部(7位
8勝1分9敗 勝点25

28年度高校選手権(3位)
2回戦:6-1常磐大高
3回戦:2-0古河一
準々決勝:3-1水戸啓明
準決勝:1-1PK3-4明秀日立

モダンサッカーで攻守に手堅さを披露。課題のメンタルの弱さを克服し、3年連続の決勝進出、そして頂点へ。

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ここまでの3試合、23得点を奪い、しかも失点はゼロ。猛烈な強さを発揮し準決勝まで勝ち上がってきた明秀日立。今季IFAリーグでも得点王に輝いたFW11二瓶優大(2年)を中心とした攻撃陣が好調で、守備でも頼れる主将DF2深見凛(3年)らがしっかりと守り攻守に安定した戦いを繰り広げている。3年生のしっかりとしたベースに2年生のイキの良さがミックスされバランスよく戦えているといった印象が強い。事実この1年、リーグ戦でも県大会でも安定した戦いぶりでは県随一と言っていいだろう。だが、この準決勝では今年唯一、辛酸を舐めさせられた苦手の鹿島との対戦だ。卓越した技術をベースにスマートなサッカーが身上の明秀にとって、ハングリーにガツガツ向かって来る鹿島は苦手なタイプ。この鬼門を乗り越え3年連続の決勝へ駒を進めることが出来るのか、注目だ。


今年度の結果

新人戦(優勝)
1回戦:7-1水城
2回戦:1-0水戸葵陵
準々決勝:2-0波崎柳川
準決勝:1-0水戸啓明
決勝:1-1鹿島(両校優勝)
 
関東予選(優勝)
1回戦:4-0多賀
2回戦:1-0水戸一
準々決勝:4-0牛久栄進
準決勝:1-0古河一
決勝:4-1水戸葵陵
 
高校総体(準々決勝敗退)
2回戦:2-1水戸一
準々決勝:1-2鹿島
 
IFAリーグ1部(2位
12勝4分2敗 勝点40 

28年度高校選手権(準優勝)
2回戦:9-0茨城キリスト
3回戦:2-0多賀
準々決勝:1-1PK3-2日立一
準決勝:1-1PK4-3鹿島
決勝:1-1PK3-5鹿島学園

ライバル校指揮官も羨む厚い選手層と能力の高さ。だが勝負弱さが目立った今季の戦い、選手権で巻き返し成るか?

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「粗削りなチーム」と自らのチームを評したの指揮官、巻田清一監督。確かに今季の水戸啓明は底力がありながら勝負弱さが目立った1年だった。特に県高校総体ではなんと2回戦で伏兵牛久栄進の前に敢え無く撃沈。だがそこでチームは原点に戻り、一からチームを立て直した。またケガ人を多さに見舞われた1年でもあったが、長くケガで戦線を離れていた攻守の要MF荒蒔悠斗(3年)も戦列復帰。稀代のアタッカーMF佐藤響(3年)、FW11永井宏典(3年)らも今大会好調と満を持して鹿島学園に臨む。王者を脅かす戦いとなるか注目だ。

今年度の結果

新人戦(3位)
1回戦:3-0藤代
2回戦:5-0中央
準々決勝:3-0水戸桜ノ牧
準決勝:0-1明秀日立
 
関東予選(準々決勝敗退)
1回戦:2-0常磐大高
2回戦:1-0土浦一
準々決勝:1-1PK4-5古河一
 
高校総体(2回戦敗退)
1回戦:2-0下妻二
2回戦:1-1牛久栄進
 
IFAリーグ1部(3位)
11勝2分5敗 勝点35 

28年度高校選手権(準々決勝敗退)
3回戦:4-0牛久栄進
準々決勝:1-3鹿島

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