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カテゴリ: U18

プリンスの舞台で苦しむも、その経験は間違いなく糧に。
頂点への大本命、最大の敵は自らの油断。


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昨年度高校選手権の覇者。今大会でも優勝候補の最右翼だ。昨年の絶対的エース上田綺世(現、法大)のような飛び抜けたタレントはいないが個々の能力の高さは県随一。事実、今年度のプリンスリーグでは残念ながら降格が決まってしまったが、首位を走る前橋育英にも勝利するなどそのポテンシャルは決して侮ることは出来ない。今年も夏場以降、県内では安定した戦いが出来ており、今大会でもここまでしっかり勝利をつかめている。攻撃の核FW橋口凛樹(3年)もケガから戦線復帰という嬉しい便りも届いた。怖いのは慢心だが、頂点に一番近い存在であるのは間違いない。

今年度の結果
 
新人戦(3位)
1回戦:1-1PK5-4水戸商
2回戦:2-0古河一
準々決勝:7-0日立一
準決勝:1-1PK3-4鹿島
 
関東予選
※プリンスリーグ参戦の為、出場せず
 
高校総体(優勝)
2回戦:10-0つくば工科
3回戦:4-1水戸桜ノ牧
準々決勝:4-0牛久栄進
準決勝:2-1水戸工
決勝:2-0鹿島

28年度高校選手権(優勝)
3回戦:6-0鉾田一
準々決勝:3-0波崎
準決勝:1-0水戸桜ノ牧
決勝:1-1PK5-3明秀日立

明秀日立、水戸工をいなし準決勝の舞台カシマスタジアムへ。

明秀日立 4(2-0、2-0)0 水戸工

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関東予選、県総体と今季3大会連続準決勝に進出を果たしている水戸工。もちろん目標は選手権の舞台での頂点。その為には明秀日立はどうしても倒さなくてはならない相手。水戸工の保科信幸監督は「明秀さんとの対戦を望んでいた。選手らもそれを望んでいる」と頂点への第一関門と捉え意気込んで今日の一戦を迎えた。

だが試合は明秀が先手を取って幕が開く。前半9分、明秀日立は逆サイドからのDF25飯塚翼(2年)のロングパスに合わせFW11二瓶優大(2年)が今大会3試合連続弾となるゴールを左隅に決め先制点。先制を許した水戸工だったがその後は守備陣が必死に踏ん張る。だが25分その踏ん張りが気負いとなって裏目にでてしまいオウンゴールを献上してしまう。早々に2点のビハインドを許してしまった水戸工だったがその後は、歯を食いしばり明秀のポゼッションサッカーに耐える展開となる。

だが後半5分、水戸工は明秀の勢いを止めることが出来なかった。またもDF25飯塚のアシストからFW13作山雅紀(2年)が試合を決定づける3点目を奪う。失うもののない水戸工は点を取るしかない。リスクを負って前に出て反撃に転じる。明秀ゴールを脅かすシーンが何度かあったが明秀のゴールマウスは固く閉ざされたままだった。

試合終了直前のロスタイムにはゴール前の混戦を制した明秀DF5土田大樹(3年)のヘディングシュートが決まりダメ押しとなる4点目が明秀に転がり込んだ。水戸工、万事休す。そして無情の笛。

終わってみれば明秀の横綱相撲。水戸工を寄せ付けない完勝だった。質の高いサッカーを80分やり切った明秀が然るべき勝利を得る結果となった。水戸工も今年は飛躍というべき成長を果たした1年だったが、明秀の壁は厚く無念の敗戦。シード権を手中にした新人戦で捲土重来を果たしてもらいたい。

DEAD OR ALIVE、生きるか死ぬかの生存競争を勝ち抜いたのは、王者鹿島学園。

鹿島学園 1(1-0、0-0)0 水戸商

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長い戦いが続く選手権もいよいよ大詰めが近づいてきた。そんな大詰めにふさわしい大一番が準々決勝の舞台で行われた。王者鹿島学園と覇権奪回を目指す水戸商の注目の一戦。その熱い戦いは鹿島学園が虎の子の1点を守り抜き勝利を手にした。

ディフェンディングチャンピオン鹿島学園は3回戦で波崎に圧勝し準々決勝に進出。一方の水戸商は、水戸のライバル水戸桜ノ牧とのダービーを制しこの一戦を迎えた。だが双方とも満身創痍。鹿島学園は頼みの主将MF8梶野航平をケガで欠き、エースMF10橋口凛樹は長くケガで試合出場が叶わず3回戦でようやく復帰したばかり。足首のケガで途中出場が続いた水戸商主将DF4會澤海斗もなんとか先発に間に合った。

そんな複雑な事情を抱える双方だったが、試合はまず鹿島学園が先手を取る。FW24笹岡悠月(3年)をFWに据え、サイドに張るMF橋口らが厚みのある攻撃を司る。18分にはFKから橋口が水戸商ゴールを揺らす。残念ながらオフサイドとなったが鹿島学園は俄然盛り上がり、勢いに乗った。すると直後の21分、MF深貝陸(3年)の蹴ったCKに水戸商ゴール前に張った橋口の前に質の良いボールが舞い込み、ジャンプ一番ドンピシャで合わせたヘディングシュートが水戸商ゴールに吸い込まれた。

その後も畳み掛ける鹿島学園だったが追加点は奪えず後半へと折り返す。ハーフタイムで気合を注入した水戸商が後半、逆に鹿島学園を押し込んだ。その勢いに圧倒された鹿島学園は防戦一方となり徳俵にまで追い込まれるがなんとか凌ぎ切り試合終了。

鹿島学園がサバイバルゲームを辛くも勝利し、準決勝の行われるカシマスタジアムへと歩を進めた。敗戦を喫した水戸商も後半の反抗は見事だった。まさにあと一歩及ばず。またこの対戦を見てみたいと思わずにはいられない熱き戦いであった。

Aシード水戸工、苦しみを力に変えて。

水戸工 0(0-0、0-0、EX1-1、1-0)0 日立一

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今大会、注目の快速ドリブラー水戸工FW10鈴木洋斗(3年)。その双子の弟は、この夏まで日立一の10番を背負った鈴木海斗(3年)。洋斗はアントラーズノルテ、海斗は駒王中と中学から違う道を歩んだが幼い頃から共にサッカーに親しんだ兄弟として、高校最後の選手権で対戦を望んでいたが海斗は総体を最後に引退。残念ながら10番兄弟対決は実現しなかった。そんな因縁を含みながらこの一戦は始まった。

総体四強のAシード水戸工が満を持して臨んだ初戦、2回戦をPK戦に末、勝ち上がった古豪日立一との対戦は、序盤から地力を差を見せつけ水戸工が押し気味に試合を進める。明らかにチーム力で上回る水戸工だったがまさに初戦の堅さが否めない緊張ぶりが見て取れた。度重なる好機に明らかに力が入り過ぎ、日立一ゴールの枠を捉えられない場面が続く。

焦りからか遠目から強引にシュートを放つも効果的な一手とはならず、頼みのエースFW10鈴木洋斗(3年)のドリブル突破も日立一の組織的守備に阻まれ形になりえない展開が続く。攻める水戸工、耐える日立一の構図のまま前後半を終え、延長戦に突入する。

延長前半7分、バイタル45度の好位置から放たれたFKがそのまま日立一ゴールに吸い込まれ、水戸工はようやく先制点を奪う。延長後半もロスタイム、このまま試合を終えると思われた瞬間ドラマが生まれる。日立一CKからの水戸工ゴール前の混戦を押し込み日立一、奇蹟の同点劇。

逆に押せ押せムードとなる日立一を延長後半6分、今度は水戸工がCKから決め返し勝ち越し。そのまま難しい試合を水戸工がモノにし、準々決勝への切符を手にした。

試合後、水戸工 保科信幸監督は「厳しい戦いになることは分かっていた。だがこの(苦しい)勝利は何ものにも変え難い貴重な勝利。下手に3-0、4-0で勝つより、絶対にわれらの肥やしになる」と熱く語った。



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高校選手権3回戦が1日、鹿島学園グランド他で行われ、ベスト8が出揃った。

水戸ツインフィールド会場では、水戸商と水戸桜ノ牧が激突。意地と意地のぶつかり合いとなる激戦の末、水戸商が桜ノ牧から2点差を付けて勝利。県立校水戸ダービーに決着を付けた。

総体四強のAシード組では、鹿島学園が波崎に6-0、鹿島が下妻二に3-0で大勝した一方、水戸工は伏兵日立一に延長戦の末、2-1で辛勝。水戸葵陵も境に0-0(PK8-7)で薄氷の勝利を手にした。

その他、優勝候補と目される明秀日立、水戸啓明もそれぞれ圧勝で準々決勝へ。古河一も常総学院に苦しみながらも勝利をもぎ取った。

尚、準々決勝へと進出を果たした8チームには、来春の新人戦県大会シード権も付与される。


3回戦の結果と準々決勝の日程は以下の通り

鹿島学園  6(3-0、3-0)0 波崎
水戸桜ノ牧 0(0-1、0-1)2 水戸商
水戸工   2(0-0、0-0延長1-1、1-0)0 日立一
水戸啓明  6(2-0、4-0)0 下館工
境     0(2-0、4-0PK7-8)0 水戸葵陵
佐和    0(0-3、0-6)9 明秀日立
古河一   1(0-0、1-1PK5-4)1 常総学院
下妻二   0(0-1、0-2)3 鹿島


準々決勝  11/5(日)①11:00②13:30

鹿島学園グランド(鹿嶋市) ①鹿島学園-水戸商 ②水戸工-明秀日立 セキショウチャレンジスタジアム(つくば市) ①水戸啓明-水戸葵陵 鹿島北海浜多目的グランド(鹿嶋市) ①古河一-鹿島


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